お疲れ様です。巻き爪ケアヨネクラ稲毛店のスタッフTです。さて、皆様ご自分のお爪黒ずんでいたり、白くくすんでいたり『?』の状態になってはいませんか。

◆癌は爪にもできる◆

あまり知られていませんが、爪にも癌(メラノーマ)はできます。そして、爪のメラノーマは日本人に多いことが知られています。怪我をきっかけに癌化することもあり、1カ月以上治らないじゅくじゅくした傷は注意が必要です。これとは別にメラノーマが爪に自然発症する場合もあります。

◆爪が黒く変化したとき、考えておくべき疾患◆

●爪甲色素線条(そうこうしきそせんじょう)
黒色の縦線が入った爪を「爪甲色素線条(そうこうしきそせんじょう)」と呼びます。

これは爪の根元にある爪母(そうぼ)で色素細胞が増え、爪にメラニンが沈着したまま伸びていくために起こります。

爪は爪の根元である爪母で作られます。ですので、爪の根元で何かイベントが起きると爪に反映されます。

爪甲色素線条は爪の根元のほくろです。爪の工場である爪母にほくろの細胞が混入したため、生産される爪が黒く変化を起こした結果が爪甲色素線条です。

この爪甲色素線条は良性で日本人の1%弱にあるといわれています。爪のメラノーマを心配して受診される患者さんのほとんどが爪甲色素線条です。

●爪下(そうか)出血

診察で多く見かけるのは爪下出血です。爪下出血は足を踏まれたとか、足の上に物を落としたとか、明らかな怪我だけでなく、何らかの理由で強く踏ん張った場合でも起こりえます。

爪の下の内出血は時間が経つと黒く変化します。ダーモスコピーという皮膚科医用の虫眼鏡で観察すると、この爪下出血は赤みがかった黒であることが容易に判別できます。

その他、爪の黒色変化は薬剤(ミノマイシンなど)でも起きますし、外傷で爪に黒系の色がついても当然起こります。

●爪のメラノーマ
では、爪のメラノーマを疑う所見とはどういうものでしょうか。爪甲色素線条(良性の爪のほくろ)と爪のメラノーマを見分けるポイントが四つあります。
1. 色・幅の不均一
爪に縦に入った線の幅が一定でなかったり、色調が不均一です。がん細胞はそれぞれの増殖がバラバラなため、色の濃い部分と薄い部分が出てきます。
2. 逆三角形
爪の根元の黒色領域の幅が広く、前端に向かって細くなる場合はメラノーマを疑います。これは爪の根元(爪母)でメラノーマ細胞が急激に増殖し広がったことを意味します。
3. ハッチンソン兆候
医学部の学生も習うこのハッチンソン兆候は、爪のメラノーマを疑う大事な所見です。爪に黒色の線があるだけでなく、その線を中心に皮膚にまで黒色変化がある場合メラノーマを疑います。この皮膚に滲み出た黒色斑をハッチンソン兆候(ハッチンソンサイン)と呼びます。爪母のメラノーマが皮膚に増殖して拡大したサインです。
4. 爪の破壊
これは必ずしもメラノーマだけで起きる現象ではありませんが、爪の破壊が見られた場合は注意が必要です。爪母のメラノーマが増殖し、正常な爪ができなくなった可能性があります。爪の工場である爪母がメラノーマによってダメージを受けたため、不完全な爪が生え、先端では壊れてしまうために起きます。ちなみに爪水虫でも爪の破壊は起きますし、茶色がかった黒色変化をきたすことがあります。

最後に、爪が黒く変化したからといってすべてメラノーマというわけではありません。この内容もあくまで目安です。巻き爪ケアヨネクラ稲毛店・船橋店ではこの様な場合最初に皮膚科への受診を優先することがあります。